アルミの林檎はアメリカ産

日記のようなもの

Dolby Cinema初日レビュー

MOVIXさいたまの旧シアター11を改装した関東初、本邦二つ目のDolby Cinema

明日のオープンを記念した上映会に行ってきました(なので実質今日がオープン日なのでは…)

 

ボヘミアン・ラプソディを1週間前に頑張って取れたので少し後方気味のセンターで

授業がなければそのあとのスパイダーバースも観たかったんですが…

 

人がまだほとんど入っていないからか建物全体の匂いとは別の新築っぽい匂いがする空間

通路が広い

シートもでかい、上質

嬉しかったのは座席列後方はしっかりと前のシートと比べて高さがあって

前の座席から頭が飛び出ていてもスクリーンに被らないというところ

そもそもシートの背もたれが大きかったので勾配がしっかりあるんだなとは思いました

でもシートに向かう時はそんな風に思わないんですよね

 

シートで気になったのはクッションの反発が高めなこと

お尻痛くなっちゃいました

どっしりと座って観たい映画館なのでちょっと残念

 

 

音響について

そもそものDolby Atmosも初体験だったけど

圧倒的定位感

サラウンドであの定位感は未知の領域

縦方向にもグリングリン動いていたのには思わず口が開いてしまいました

天井には無指向型?のような球型スピーカーが1列に8台それがLRで2列

側面は埋め込み型なのかわかりませんがフラットな壁(材質確認するの忘れた)

多分壁の上半分の材質が見た目違っていたのでスピーカーが配置されているのだと思われ

 

チューニングについていうとしたら

システム的にLFEはかなりお上品な感じ

でも引き締まったパンチを全方位から食らわしてくるのでまぁ満足できる

ダイアログが常に他の音より前面にくる感じは常にある

ちょっとエッジが立っているのでSとかTとかの発音は痛く聞こえないこともない

女性の日常会話レベルの声域が一番前にくるのは特性とかの問題なのか

スクリーンで見える動きについてはもう少しMixされて聞こえるといいなと思ったけれどこれは従来的な音響システムに慣れていたせいかも

パンニングとか首振っちゃうぐらいパリッと決まってるし

 

…スクリーンについて

シアターにぴったり嵌まる大きさ、さすが設計(に口出し)by Dolby

照明が消えるまではそんなに大きく感じないけれど

シアターの照明が消えると未体験の真っ暗になるのがDolby Cinemaのすごいところ

HDR対応っていうのもあるけれども黒の表現力において右に出るものはいないんじゃないかって思える

真っ黒を表現するために部屋作ってるんだもん

映画が始める前にDolbyが作ったと思われるDolby Cinema礼賛映像でもやっぱり黒のアピールすごかったし

事実すごいんだけどさ

エンドロールなんて文字だけだからスクリーンの横幅なんて全く見えないし

 

 

結論:観にいった方がいいよ

まぁ音も画も何もかもがくっきりしててADRとかミュージックビデオとかで感じなかった違和感(音ズレ)をとても感じてしまったのには考えるところもあったけれど

想像してたよりもかなりの高クオリティだったので

映画は没入感が大事って人にはオススメ

ボヘミアン・ラプソディとかはMeyerで鳴らすシネマシティも違う意味で好きだなぁと思うし

 

ただし、非常灯が再点灯する前の拍手

あの余韻をぶち壊す行為についてだけは許せん