アルミの林檎はアメリカ産

日記のようなもの

おフランスを感じる

ダフト・パンクを聴いてみようと思って

とりあえずアルバムDiscoveryを丸々ノルウェイの森を読みながら聴いたのが昨日の深夜

 

ダンスミュージックを音量落として流しながら活字を読むのは結構いいです

自分の中では集中できる組み合わせです

天ぷら屋で酢の物出てくるのと同じ感覚

 

ダンスミュージックは自分ではフォービスムやミニマリズムの系譜と繋がって

教養を求めず直感的な理解を促す構造とそれにより生まれる引用の連続が結局教養への揺り戻しをかけているという印象で

噛みしめるような美しさや生まれ育ちの良さを感じさせるような雰囲気を持たないものだと思ってました

多分聴いてたアーティストの傾向もあるとは思いますが

 

で、ダフト・パンクを聴いてる(実際には聞き流している)と何処からともなくサッパリとした雰囲気

鉄筋コンクリート造の汚いクラブハウスでエネルギーが充満し爆発しているような感じでなく

石造りのアパートの開け放たれた窓から通りへ漏れる創作欲って感じ

他のアーティストと比べて爽やかでありかつ重心が安定している印象でしたね

これがおフランスってやつなんざますでしょうか

 

日本ではフランスに対する印象がスネ夫やイヤミによって幼少期から変に固定されている気がするのですが

あの国は農業国でありかつ陸軍先進国であった(←)

そして今尚保守的帝国主義の野望を持つ国という超偏見を自分は持っております

 

そんな国のアーティストの味は何処かやはり新大陸のものとは違うみたいで…